2020/07/10 22:46
自宅で過ごす時間が長くなり、 ”おうち時間” を見直した人も少なくないはず。今回は、とっておきの ethical Item として、今注目が高まっている「White Sage & Palo santo Abalone shell」について、それぞれのストーリーと合わせてご紹介させて頂きます。
そっと寄り添うitem として、役立ちますように。
▪︎こんな時におすすめ
・心を整えたいとき
・空間を浄化したい時
・おしゃれなインテリアとして
・クローゼットの香り付けとして
・入浴剤として リラックスのお供に( palo santo)
Palo santo
聖なる樹、神の樹と言われるパロサント。カンラン科に属す野生樹で、原産地はペルーや、アルゼンチン北部、パラグアイなどの中南米沿岸部。材質は非常に硬く加工がしにくい材木で、その木片だけでも濃厚な香りを放つほど、強い甘い香りから乳香(フランキンセンス)同様に神聖な儀式に用いられ、平和の象徴として現地では古くから親しまれてきた天然の香木です。
現在では、ワシントン条約により、原木を切り倒すことは禁止とされており、自然に倒れた原木から、濃厚な香りを放つ香り成分の生成までに数年を要することもあり、希少価値が高く、香り成分の生成に自然の力を借りていることから、スピリット(精霊)と繋がりが深いスピリチュアルアイテムとして広く認知されました。また、雌雄異体のパロサントは、雌株の寿命は50年前後、雄株は200年超だといわれており、陰陽バランスでいうと陽のパワーが強く、ポジティブなエネルギーを引き寄せる樹木として大切にされています。
White sage
天然のハーブの一種で、古くから「けがれを祓う神聖な天然ハーブ」と呼ばれてきた、ホワイトセージ。花言葉は、『家族愛』と『尊敬』。
カリフォルニアの広大な大地に自生する天然ハーブとして誕生し、今では世界各地で栽培され、様々な儀式に使われるほか、民間療法に薬として活用され、抗菌作用と浄化の効果で体内を整えるものとして古くから大切にされてきました。
その効果効能にいち早く気付き活用し始めたのが、アメリカの原住民、ネイティブアメリカンです。彼らは、「自然を敬愛し共存してこそ、自分たちが生きていける」とし、自然、植物、大地、空気、動物、水、風、火など、地球に存在するものすべてを崇拝していたといわれています。これらにはスピリットが宿り、調和しながら生活することが、彼らにとって「生きる」ことそのものであったのです。そんなネイティブアメリカンたちは、さまざまな儀式を重んじていました。そこで使われていたのが、自生のホワイトセージ。
神聖な浄化アイテムだったホワイトセージ。ネイティブアメリカンは スマッジングという方法で浄化に活用しました。
スマッジ=smudgeとは「燻(いぶ)す」という意味。ハーブを燻したときの煙で空間や土地などを浄化させ、けがれを祓ったのです。 スマッジングのときには、ネイティブアメリカンの考えにある、四大要素の「水・地・火・風」を活用します。
「水」を表すアバロンという貝の上に
「地」を表すホワイトセージの葉をおき
「火」を表すチャコール(炭)または炎によって葉を燃やし
「風」で煙を仰ぐ
スマッジングを行うことにより、母なる地球につながり、感謝心をもって身も心も、そして地球までも浄化していたのです。 もちろん、燃えた後の「灰」も浄化作用があるとされ、神聖なものとして扱われていました。
いかがでしたでしょうか? 少し長くなってしまいましたが、より深く堪能していただけるのではないかと思い、僭越ながら書かせて頂きました。
当Shop で取り扱うものは、自生のオーガニック素材のみ。入荷に偏りがある時期もあります。ストーリーを知ることで、自然と共存しつつ楽しんで頂けたら嬉しいです。
▪︎使い方について
Palo santo & White sage は、どちらもインテリアとして飾るだけもよし、火をつけて焚くもよしです。その際には是非、ネイティブアメリカンの四大要素を
思い出して、Abalone shellをトレーにしてみてください。灰はそのまま、観葉植物の土に返してもいいです。
湿気多い今の時期など、Palo santo を焚く際に、 カッターで鉛筆を削るようにして作った小さな削りかすを焚いてもいいと思います。
また、Palosantoは 入浴剤として湯船に浮かべてもよし。
様々な使い方が出来ますので、是非ライフスタイルに合わせて楽しんでみてください。
#ホワイトセージ
#パロサント